最高賞・優秀賞41人が合格 11月17日に演奏会 古典音楽コンクール

「あった」「合格してる」など喜びの声が交差した=石垣市民会館、21午後8時過ぎ
「あった」「合格してる」など喜びの声が交差した=石垣市民会館、21午後8時過ぎ

 第35回八重山古典音楽コンクール(八重山古典音楽協会主催)の三線部門、優秀・最高賞の合格発表が21日夜、石垣市民会館であり、優秀賞30人と最高賞11人が合格した。合格者は、筝曲と笛、太鼓部門の合格者とともに11月17日、石垣市民会館で開催される発表会で、誉(ほまれ)の演奏を披露する。


 今年のコンクール三線最高賞は58人、優秀賞に64人が応募。最高賞は越城節と月ぬまぴろーま節を指定曲に、抽選曲として、たらくじ節としょんかね節―計4曲を演奏、優秀賞は抽選で上原ぬ島節と崎山節が審査曲となり、稽古(けいこ)の成果を披露、厳しい審査を受けた。


 合格率は最高賞で19%、優秀賞が46%の狭き門となった。合格率は「ほぼ例年通り」(協会事務局)という。


 この日午後8時過ぎ、市民会館フロアで、合格者番号が張り出されると、発表を待っていた受験者らが、食い入るように番号を見詰め、「あった」「合格」などと歓声を上げていた。中には肩を落とし無言で立ち去る姿も。

 

 最高賞に合格した会社員・吉田孝志さん(50)=東京都=は「1回目の挑戦で合格できた。自信は無く、番号を見るまで不安だった。八重山民謡は奥が深く、勉強すればするほど難しくなる。これからも精進します」と胸を張った。


 新井勝己審査委員長の話 コンクールも35回を数え、受験者にも慣れが感じられる。優秀、最高賞ともに難曲が審査曲に選ばれたにもかかわらず、レベルの高い演奏が多かった。ただ、三線の持ち方など、舞台マナーができていない受験者が見受けられる。古典音楽は演奏技術ばかりではなく、礼儀作法も重視されなくてはならない。師にならい、基本的な作法も身に付けてほしい。


 【合格者は以下の各氏】優秀賞=五島希望・梅原礼子・砂川菜保子・荒川淳子・中尾仁子・前瓦貞子・髙澤そよか・福原和美・石川麻里・伊藤未来・又吉恵子・仲間貴彦・呉屋勝子・渡久山由希・黒島敦子・小宮山正路・森文鼓・薄井芙美子・星元絵里子・宮城奈美子・相馬純子・篠原由桂・佐藤早八加・佐藤多惠・石原正一・野嵩樹・佐藤雅俊・小山郁枝・米盛玲菜・中田有美▽最高賞=新城弘康・吉田孝志・平田カヨ・福井大輔・南風野孝平・本庄綾子・佐藤靖浩・佐野明子・譜久嶺マリナ・豊川雅明・瀬名波恵子