スカイマーク就航延期 開港間に合わず 「那覇空港増築遅れ」と説明 新空港

 低価格の航空運賃で知られるスカイマーク(本社東京)が、来年3月の新石垣空港開港時に計画していた那覇=石垣路線の就航を延期したことが、22日までに分かった。来年2月完成予定だった那覇空港ターミナルビルの増築工事が遅れ、現在の手狭な搭乗手続き用カウンターのスペースでは、石垣路線の就航に対応できないと説明している。増築工事の完成は来年10月の予定で、就航は少なくとも半年以上遅れる可能性がある。同社の参入で運賃の低価格化が期待されていただけに、就航延期は各方面に波紋を広げそうだ。

 

 那覇空港ターミナルビルの同社の搭乗手続き用カウンターは1階と3階に分かれている。同社は八重山日報の取材に対し文書で回答。それによると、それぞれのカウンタースペースが手狭で、便が重なる時間帯は利用者が長蛇の列をつくる現状。「施設が改善されない限り(石垣路線の)運航はできない」としている。


 同社と那覇空港ターミナルビルを運営する那覇空港ビルディング株式会社(本社那覇市)は、ターミナルビルの第3次増築で、同社の新たなカウンタースペースを確保することで合意。増築工事は8月、現在のターミナルビル北側隣接地で着工していた。


 スカイマークによると、増築工事は当初来年2月に完成予定だったため、石垣路線の就航は3月の新空港開港に間に合う見込みだった。しかしその後、増築工事完成は8月にずれ込み、さらに今月になって、10月にずれ込むとの通知を受けたという。


 那覇空港ビルディングは、完成予定が10月にずれ込んだことについて「国など関係機関とのさまざまな調整や、台風による作業の遅れなどが原因」と説明している。


 スカイマークは「現状の施設のまま3月就航を行った場合、現在のカウンタースペースでは、ゴールデンウィークや夏季繁忙期には到底対応できない」と判断。就航の延期を決めた。新たな就航予定時期は明示していない。


 那覇空港ビルディングによると、増築予定のビルは延べ床面積約5700平方㍍、地上4階建て。総事業費約23億円。