釣り針猫に里親 埼玉の佐藤さんが名乗り

右から早川始代表、中山市長、そして里親になった佐藤絵里奈さん(一番左)
右から早川始代表、中山市長、そして里親になった佐藤絵里奈さん(一番左)

 釣り針を飲み込んで手術を受けた人工島の猫1頭は無事里親がみつかり、22日市役所ピロティーで引き渡し式が行われた。


 里親になったのは埼玉県川越市から仕事で来島中だった佐藤絵里奈さん。佐藤さんは10月9日に人工島で友人らとバーベキュー中に、お尻から釣り糸の出ている猫を発見したがどうにもならず、人懐こい猫なので、何とか助けたいとあれこれ調べているうちに、「石垣島しっぽの会」の「南の島の猫アイランド事業」ボランティア募集にたどりついた。


 そこで何かの役に立てればとボランティアに申し込み、手術会場に行くと、偶然その猫と再会した。そしてスタッフに事情を話したところ、「どうぶつ基金」の顧問でもある獣医師、山口武雄氏が手術を快諾し、摘出することができた。佐藤さんは、この猫と再会できたのも何かのご縁なので、手元に置いて育てたいと、「石垣島しっぽの会」代表の早川始氏に相談し、今回の里親が決まった。


 その猫にはすでに「漣(れん)」という名がつけられており、早川氏によるとその名前には、「この活動がさざ波のように、全国に広がるように」との思いが込められているとのこと。


 佐藤さんは25日に埼玉に猫と一緒に帰ることになっているという。佐藤さんは「このようなケースを増やさないためにも、これ以上猫を捨てないでほしい。そしてゴミも捨てないでほしい。せっかくきれいな石垣島が台無しになる。」と述べていた。


 また引き渡し式に立ち会った中山義隆市長は、「このような形で里親に渡せたのは、とても嬉しい。この猫の新しい生活が幸せいっぱいであることを祈っている。」と述べた。


 石垣市環境課では、引き続き猫の里親を募集しているので、希望者は石垣市環境課(電話0980―82―1285)まで問い合わせてほしいとのこと。