「豊かな自然壊さないで」 辻氏がロードキルで講演 八重山自動車学校

ロードキルの被害状況について講演した辻維周氏=23日夜、八重山自動車学校
ロードキルの被害状況について講演した辻維周氏=23日夜、八重山自動車学校

 八重山自動車学校で23日、職員を対象とした講演が行われた。市内で小動物が車両にひかれる「ロードキル」の被害調査を実施している首都大学東京大学院講師の辻維周氏が講師を務め、ロードキルの撲滅を訴えた。


 講演は「ストップ!ザ・ロードキル石垣島」と題して行われた。辻氏は取り組んでいるロードキルの被害調査について、被害にあった小動物の姿を見せながら説明した。


 被害調査によると、2011年は368件のロードキルが発生したが、今年は10月20日現在で586件発生しているという。


 辻氏は「間もなく600件に達してしまう。車間距離をとることやスピードを落とすことなどが必要で、ロードキル撲滅のために皆さんの協力をお願いしたい」と強調。ロードキルに遭った動物などは、2次被害を出さないよう移動させることなどをアドバイスした。


 また「豊かな自然をこれ以上、壊さないために、生徒たちに実情を知ってもらい、強く伝えてほしい」とした。


 このほか、辻氏が無謀運転を無くすためにどうしたらいいのかと問い、職員からは「再教育を実施してはどうか」「自転車の乗り方などと一緒で、小学生の時から教える必要がある」などの意見があがった。