ソウル―石垣 チャーター便初運航へ 来年3月の開港日 「アジアから誘客」広がる期待 新空港 

ソウルで行われた八重山観光のプロモーションで、商談会に集まった人たち=23日(石垣市観光協会提供)
ソウルで行われた八重山観光のプロモーションで、商談会に集まった人たち=23日(石垣市観光協会提供)

 韓国のアシアナ航空は来年3月7日の新石垣空港開港日に、ソウル(仁川)から初のチャーター便を運航する。韓国での観光プロモーションから帰任した石垣市観光協会の宮平康弘会長が25日発表した。宮平会長は「新空港開港時の最大の目玉ができた。アジアに開かれた空港として新空港が認知されるようにしたい」と述べ、台湾、韓国、香港、中国の4地域から重点的に誘客したい考えを示した。

 

 市観光協会は沖縄観光コンベンションビューローなどと合同で22日から3日間、韓国の航空各社を訪れて観光プロモーションを展開。面談に応じたアシアナ航空の実務責任者が、ソウル―石垣間のチャーター便を運航する意向を示した。


 機材は約170人乗りのエアバスA321を使用。乗客は3泊4日の日程で石垣入りし、10日に直行便でソウルに戻る。同じ機材を利用して、石垣からも韓国に送客したい考えで、同協会に協力を依頼した。アシアナ航空は11月から那覇往復便を増便するなど、沖縄に強い関心を示している。

 

 大韓航空でも担当者が、新石垣空港へのチャーター便就航に「強い熱意」(宮平会長)を示した。石垣市に11月、調査団を送って市場調査する。


 観光プロモーション一行がソウルで開いた沖縄観光セミナーには、韓国側から96企業162人が参加。商談会では、八重山関係のブースも盛況だったという。同協会は、ハングル語の八重山観光案内パンフを150部配布した。

 

 宮平会長は「八重山は沖縄の最南端ということで(韓国側は)海や自然、食べ物などに関心を持っている。今後も行政と一体となって、しっかりプロモーションを実施したい」と意気込んだ。


 日中関係悪化の中での中国からの誘客については「現在は観光プロモーションをできる状況ではないが、じっくり構え、時期を見てやっていきたい」と強調。「(中国以外の)台湾、韓国、香港でしっかりセールスするだけでも、相当な可能性がある」と期待した。