就航に悲観論広がる 新たなLCC誘致模索 スカイマーク

 スカイマークが新石垣空港開港後の那覇=石垣路線就航を延期したことについて、石垣市では25日、新たな格安航空会社(LCC)の誘致を模索する声が出るなど、同社の就航そのものに悲観的な見方が広がった。ただ、他の格安航空会社が参入した場合でも、那覇=石垣路線で運航するかどうかは見通せない。住民が期待する運賃の大幅低減は、めどが立たない現状になっている。


 石垣空港ターミナル株式会社によると、スカイマークは、石垣空港への入居がいつごろになるのかというターミナル社の問い合わせに、今月に入っても回答していない。


 社長の中山義隆市長は、八重山日報の取材に対し、スカイマークの就航について「めどが立っていない」との現状認識を示し「新空港のカウンターを空けたままにするのは好ましくない。あまり期待して待つのはやめ、積極的に他の航空会社に当たりたい」と述べた。他社には「もうアプローチしている」とも明かした。


 ただ「スカイマークが来たいと言えばウェルカムだ」と、引き続き同社の就航に一定の期待感を示した。他の航空会社が参入した場合でも、那覇―石垣路線の就航は「すぐには難しいかも知れない」と述べ、現時点では、県外からの直行便就航が現実的との見通しを示した。


 航空運賃の負担軽減策として「(那覇=石垣路線の)参入がない場合でも、県には、一括交付金を活用して、さらに運賃を安くする施策を要望する」と強調した。


 市観光協会の宮平康弘会長は同日、就航延期について「スカイマークには、なるべく早めに来てほしい。引き続き就航を要請したい」と述べた。

 

 スカイマークは那覇空港ターミナルビルの増築遅れを就航延期の理由にしているが、宮平会長は、スカイマークがJTA(日本トランスオーシャン航空)、ANA(全日空)との競争激化も一因との見方を示し「就航に不安感があるのは間違いない。様子を見ているのではないか」と見る。


 スカイマークが就航しない場合は「確認した上で、次の手に移る」と、新たな航空会社の誘致を示唆した。