陸上自衛隊 5日から通信訓練 石垣で約30人宿泊

 大規模災害や他国の武力攻撃などの事態に備え、陸上自衛隊は5日から16日まで、通信機器が正常に作動するかどうかを確認する通信訓練を石垣市で実施する。陸自などによると、石垣市で通信訓練が実施されるのは2010年2月以来。陸自によると、日米共同統合演習の一環。


 陸自から市に入った連絡によると、石垣入りするのは西部方面部隊第8師団第8通信大隊で、隊員は最大35人、車両17両程度。2日から20日までサッカーパークあかんまのフットサルアリーナに宿泊する。


 サッカーパークあかんまは、昨年9月の防災訓練時も、自衛隊が宿泊施設として利用したことがある。フットサルアリーナは隊員の宿泊期間中、一般市民から5件の利用予約が入っているが、市によると、一般市民の利用時には施設を退去し、利用に支障がないよう配慮する。


 自衛隊の施設利用に対し、市議会野党や市民団体からは反発の声が上がっている。31日には市民団体が市役所を訪れ、鳩間修総務部長から事情を聞いた。


 中山義隆市長は取材に対し「九州全域で実施される通信訓練で、特に問題はない。利用期間が長めなので利用者には迷惑を掛けるが、市民の安心安全のためなので、ご理解とご協力をお願いしたい」と話した。


 八重山防衛協会の三木巌会長は「自衛隊でも消防隊員でも、組織は常に訓練をしなくてはならず、怠ったらアウトだ。災害に備えるだけでなく、アジアの情勢もある。市民は協力するのが普通だと思う」と呼び掛けた。