晴れの舞台 格調高く 合格者が圧巻の演奏 古典音楽コンクール

110人の合格者が晴れの舞台を踏んだ八重山古典音楽コンクール発表会=17日夕、市民会館大ホール
110人の合格者が晴れの舞台を踏んだ八重山古典音楽コンクール発表会=17日夕、市民会館大ホール

 第35回八重山古典音楽コンクール発表会(八重山古典音楽協会主催)が17日夕、石垣市民会館市民会館大ホールで開かれ、合格者110人が晴れの舞台を踏んだ。三線、筝曲、笛、太鼓の4部門で、難関を突破した合格者たちが独唱、斉唱、器楽合奏を華やかに繰り広げた。会場には大勢の聴衆が詰めかけ、受賞者たちの格調高い古典音楽の調べに聞き入った。

 

 発表会は合格者全員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。新人賞受賞者が「鶴亀節」を斉唱し、笛の新人賞、優秀賞受賞者がそれぞれ「千鳥節」「小浜節」を独奏した。三線と太鼓であやぱに賞を受賞した子どもたちは「でんさ節」「繁昌節」などを斉唱、かわいらしい姿で会場を沸かせた。


 器楽合奏では、笛最高賞の河﨑明子さんと太鼓の新人賞、優秀賞受賞者が「揚古見ぬ浦節」を演奏した。


 後半は、三線優秀賞を受賞した佐藤多恵さんの「大浦越路節」でスタート。同じく三線優秀賞の中田有美さんが「小浜節」の独唱を披露し、優秀賞受賞者が「赤馬節」を斉唱した。笛最高賞の河﨑さんは「月ぬまぴろーま節」を独奏、清らかな笛の音を会場内に響かせた。


 また、三線最高賞受賞は全員で「越城節」を斉唱。最高賞の新城弘康さんが「たらぐじぃ節」、本庄綾子さんが「仲筋ぬぬべーま節」、佐野明子さんが「しょんかね節」、譜久嶺マリナさんが「月ぬまぴろーま節」をそれぞれ情感豊かに歌い上げ、会場から大きな拍手が送られた。フィナーレは「弥勒節」で合格者たちが再登場。にぎやかに発表会を締めくくった。


 このほか華千の会與那國久枝八重山のおどり稽古道場、喜扇会山森喜代子舞踊研究所、八重山舞踊勤王流祥吉ちどり乃会ちどり舞踊教室が舞台に華を添え、大濱用能流保存会、安室流保存会、安室流協和会の3流派がそれぞれ八重山古典音楽を披露した。


 八重山古典音楽コンクールは優れた新人の発掘と育成、古典音楽の正しい継承発展を目的に毎年開催している。今年は三線、筝曲、笛、太鼓の4部門に220人が挑戦した。