デフレ脱却に向け、自民党の安倍総裁が…

 デフレ脱却に向け、自民党の安倍総裁が「建設国債を日銀に全額買ってもらうことで強制的にマネー(現金)が市場に出ていく」などと大胆な金融緩和を主張している。これに対し、日銀の白川総裁は「さまざまな問題が起こる」「先進国で例がない」などと反論。重い腰を上げようとしない◆思い起こせば「消費増税は経済に良い影響がある」とは白川総裁のコメント。庶民には理解不能の感覚というほかないが、これが日本の金融当局者の現状である◆言うまでもなく、ここ八重山でも中小零細企業の資金繰りは非常に苦しい。あちこちで「パンク寸前」という悲鳴が上がり、経営者の血の涙が降っている。企業が今、喉から手が出るほど欲しいのは現金なのだ◆民間企業がうまく資金を回せるようになれば、技術革新に投資する余裕が生まれる。優れた新商品が生まれれば、消費者の需要が喚起され、経済の歯車が活発に回りだす。破綻寸前の民間企業を再生させることが不況脱却の第一歩だ◆連合の古賀会長は「極端な人はお金を刷ればデフレから脱却できるというが、そうではない」と発言した。しかし極端な話、お札を刷って空からばらまくだけでも景気は確実に今より良くなる。デフレ克服が課題とされている今、インフレの心配など不要だろう。