新しい診療所が完成 竹富町 X線室など設置 医師住宅も整備へ 3日から開業

テープカットを行う関係者=1日午前、竹富島
テープカットを行う関係者=1日午前、竹富島

 竹富町竹富島の町立竹富診療所が1日、開所した。新診療所で開所式が行われ、関係者や地域住民が新しい診療所の開所を喜んだ。新診療所は旧診療所より1・5倍広く、X線室や感染症患者が発生した場合の特別室などを設置。3日から新診療所で診察が行われる。町は旧診療所を取り壊し、医師住宅を整備する計画。

 

新しい竹富診療所が開所した=1日午前、竹富島
新しい竹富診療所が開所した=1日午前、竹富島

 旧診療所は1978年に建設され、34年が経過。老朽化とともに医師や看護師の住宅整備を進めるため、新診療所が建設された。


 新診療所は鉄筋コンクリート造りで赤瓦を配した平屋。述べ床面積は160平方㍍、総事業費は5350万円。


 X線室は今年度中にレントゲン機器が整備されるほか、感染症やインフルエンザなどの場合に備えて別の入口から入れる特別室、海岸などから運ばれた患者の砂を落とすためのシャワー室も設けられた。診察室や検査室、処置室は広くなり、検察室は検尿などが受け取れるようにトイレが隣接されている。


 開所式では、川満栄長町長や同診療所の堀田洋夫医師、地域関係者がテープカットを行った後、川満町長が「不便をきたしてきた部分がある程度は改善されると考える。新診療所が島民の心の拠り所となり、ますます健康管理に気を付けて長寿の島となることを願う」と式辞を述べた。


 竹富公民館の大山栄一館長は「島の伝統行事などの文化を守っていくためには健康でないといけない。新しい診療所が開所できたことを嬉しく思う」と喜んだ。


 堀田医師はX線室の整備について「私たちには強力な武器になり、診察での判断がつきやすくなる」とし、「若い医師に島で仕事をしたいという人もいる。それまで頑張っていきたい」と力強く語った。


 また新診療所の建設に当たり、用地を提供した亀井康一さんに感謝状が贈られた。