4区は5人の争い 候補者不在 政策浸透に苦慮

 衆院選が4日公示され、八重山を含む沖縄4区には日本維新の会の新人、魚森豪太郎氏(34)、自民党の元職、西銘恒三郎氏(54)、民主党の新人で前南風原町議の大城信彦氏(45)、無所属で前職の瑞慶覧長敏氏(54)共産党の新人で党県委員の真栄里保氏(56)、の5人が立候補を届け出た。

 

 候補者不在の八重山では、各陣営とも突然の解散で十分な準備期間がなく、政策の浸透に苦慮している。与那国町への自衛隊配備などをめぐって政策の相違がある。

 

 4日には西銘、瑞慶覧、真栄里の3陣営が石垣市内で出陣式・出発式を開き、支持者を集めて選挙戦を本格化させた。魚森氏、大城氏は八重山での選挙態勢が構築できていない。

 

 西銘陣営は砂川利勝県議が選対本部長に就任。公明党と保守系市議などを中心に選挙態勢を構築しており、自公の選挙協力体制をバネに支持拡大を目指す。西銘氏は6日に石垣入りし、遊説する予定。

 

 瑞慶覧陣営は高嶺善伸県議が選対本部長に就任。革新系市議や元市議、労組関係者などを中心に、公示直前に選挙態勢を構築した。5日には登野城で事務所開きを行う。瑞慶覧氏は8日に石垣入りし、夜に大川公民館で演説会を開く。

 

 真栄里陣営は共産党の石垣三雄市議が選対本部長に就任。新川の党事務所を拠点に運動を展開する。真栄里氏は5日に石垣入りし、遊説する予定。候補者本人が八重山の有権者に政策を訴える機会はほとんどなく、選挙戦は現時点で盛り上がりを欠いているが、八重山では与那国町への自衛隊配備などが争点になる見通し。

 

 自衛隊配備について西銘、大城氏は賛成、瑞慶覧、真栄里、魚森氏は反対。TPP(環太平洋連携協定)参加について大城、魚森氏が条件付き賛成、瑞慶覧、真栄里、西銘氏が反対。原発については5人全員が「原発廃止」の方向性を示している。