核保有の検討も必要か 堤 静江

 ここ数ヶ月間おとなしかった北朝鮮が、10日から22日の間にミサイルを発射すると予告してきた。事実上の弾道ミサイル発射だ。国父・金日成主席の生誕100数年の「祝砲」の意味があった4月のミサイル発射は、発射直後に失敗している。

 

 その時の名誉挽回と正恩氏の権威付けのために、国際社会の批判を無視した上での強行だ。このような暴挙を日本はなぜ武力で阻止しないのだろうか。今回のミサイルも沖縄の近くを飛ぶ。ミサイルの誤爆や予定の弾道を外れることも考えられる。被害が起きてからでは遅いのだ。発射後の対応ではなく、発射させない対応そこ必要とされてきている。

 

 日本は尖閣諸島を中国に狙われ続けても、強い態度に出ない。「領海を侵犯したら攻撃する」と通告した上で、侵犯したら実際に攻撃すればいいのだ。中国人だって殺されたくはないので、日本の本気を知ればひるむはずである。日本は何をされても「遺憾です」としかいわないから、完全に舐められている。その弱腰がどれほど国益を損ね、国民を不安にしてきたかしれない。特に沖縄県民の方々を。

 

 日本が外交上、強い態度に出れないのは日本が核を持っていないからだ。核を持っていないことが精神的な弱みになっているのだと思う。日本は核で脅されたら、北朝鮮のような国民が餓死しているような国にですら白旗を揚げざるを得ない。核を持つ国から核で脅されたら、降伏するしかないのが現実だ。この事実を日本人は直視しなければいけないと思う。

 

 中国のミサイルは日本列島に向けて配備されていることを忘れてはならない。(神奈川県横浜市)