防風林で台風の備え 周辺で大量のごみ回収

防風林の手入れをする参加者。大量の不法投棄に驚きの声も=長間地区防風林植栽現場、大川
防風林の手入れをする参加者。大量の不法投棄に驚きの声も=長間地区防風林植栽現場、大川

 「防風林の日」推進協議会は6日、長間地区防風林植栽現場=大川=で、オオギバショウとフクギの手入れを行うとともに周辺のごみを回収、いち早く台風へ備えた。

 

 防風林の手入れ作業は、県や石垣島土地改良区、県建設業協会八重山支部など16団体150人が参加。秋晴れの下、参加者が農道沿い2・1㌔に渡って植栽されたオオギバショウとフクギを剪定、周辺に不法投棄された大量のごみも拾い集めた。

 

 毎年参加しているJA職員の大底安順さん(69)=真栄里=は「八重山では、防風林なしに作物は順調に育たない。防風林を大事にすれば台風の被害を最小限にできる。だが、ここ(長間植栽現場)は不法投棄が多い。マナーを守ってほしい」と、大量のごみに顔をしかめた。

 

 作業の前に八重山合同庁舎で、防風林をテーマにした講話も実施。県森林資源研究センターの生沢均さんと㈱海邦技研の上間泰男さんが、樹種の選定や防風効果について、デジタル画像を駆使しながら、分かりやすく説明した。

 

 県防災農業推進会議が1987年、台風被害を軽減し農業生産の安定化を目的に、11月の第4木曜日を「防風林の日」に制定した。この日を軸に毎年、県内各地で植樹や講話が実施されている。