市議会一般質問 「パチンコ禁止を」 チラシ出回る現状疑問視

バーベキュー大会のパチンコ業者協賛をめぐり、前津氏の質問を厳しい表情で聞く中山市長と部長=12日午後、議場
バーベキュー大会のパチンコ業者協賛をめぐり、前津氏の質問を厳しい表情で聞く中山市長と部長=12日午後、議場

 12日の市議会一般質問で、石垣牛大バーベキュー大会関連イベントのパチンコ業者協賛をめぐり、パチンコ依存症の恐怖を取り上げた前津究氏。自身が知人に依存症の人がいることを明かし「パチンコは禁止するべきだ」と訴えた。パチンコのチラシを、安易に一般家庭に入り込ませる八重山の風土も批判した。


 前津氏は知人の状況について「本当に悲惨な状況だった。家族も毎日、本人が自殺しないか、事件を起こさないか悩んでいた」と語る。自ら、パチンコ店に知人を何度も探しに行ったという。


 パチンコ依存症の人は、借金をしてでもパチンコをするが「自分は病気ではない」と否認するという。前津氏によると、相談件数は沖縄がトップ。全国のパチンコ店の売り上げについて「約23兆円。日本の社会保障費26兆円に匹敵する金額だ」と指摘した。


 石垣市でもパチンコで遊興する人が多いといい、生活保護受給者がパチンコ店に出入りしている問題も深刻な現状にある。


 森永用朗福祉部長は「受給者には、生活保護を遊興費に使用しないよう指導し、誓約書を書かせている。今後、遊戯場への出入りが確認された場合は保護の停止を含め、毅然として対応していく時期にある」と答弁した。


 前津氏はまた「パチンコのチラシが勝手に家に入ってくる状況は本当に腹立たしい」と指摘。「市民の権利として、パチンコの広告やチラシの禁止条例を制定してほしい」と、パチンコのチラシが一般家庭に氾濫(はんらん)する八重山の現状に警鐘を鳴らした。