2012年も…

 2012年も八重山は、きな臭いニュースの中心であり続けた。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験で自衛隊のPAC3が配備され、本土から記者が殺到。尖閣諸島の国有化後は国内メディアだけでなく、NYタイムス、韓国のKBC、中東のアルジャジーラの記者も来島し、今や「世界の八重山」であることを印象づけた◆国際社会は100年前も今も、し烈な弱肉強食だ。日本の国力が落ちたとたん、近隣諸国が一斉に八重山に牙をむき始めたという事実に、住民も真剣に向き合う必要がある◆中国は将来的な可能性として、水面下で尖閣諸島に軍事侵攻するプランを練っているに違いなく、補給拠点である石垣島や西表島への侵攻作戦も当然、選択肢として検討されているはずだ◆中国に続き、韓国ですら沖縄近海の海溝「沖縄トラフ」まで自国の大陸棚だと言い出し、東シナ海の資源争いに参戦する有様。それでも住民に危機感が薄いのは、平和とはただで与えられるもの、という認識が広く浸透してしまったせいだろう◆27日には、核廃絶平和都市宣言の記念碑が新栄公園で除幕された。こんな時代だからこそ、平和の尊さを改めて訴えるモニュメントの意義は大きい。横目で見ながら図書館前を通り過ぎるだけでは、あまりに無邪気というものだ。