八重山病院に医師2人赴任 心筋梗塞カテーテル治療再開 産科は5人体制に

離島医療向上を目指し張り切る(右から)依光たみ枝副院長、田守医師、中上医師、松本廣嗣院長=28日、県立八重山病院
離島医療向上を目指し張り切る(右から)依光たみ枝副院長、田守医師、中上医師、松本廣嗣院長=28日、県立八重山病院

 八重山病院に医師2人が赴任し治療にあたっている。着任したのは産婦人科の中上弘茂さん(40)と内科の田守唯一さん(39)。中上医師の着任で産科は5人となり診療体制が充実、田守医師のスタッフ入りで、急性心筋梗塞の心臓カテーテル治療が再開された。


 中上医師は千葉県出身。東邦大学医学部=東京=を卒業後、上尾中央総合病院=埼玉県=を経て八重山病院に1日、着任した。「都市部に比較して、八重山は50代前後の『子宮脱』患者が多い。恥ずかしがらずに早めの治療を」と呼び掛けている。


 急性心筋梗塞で、血管を広げ血流を正常化する心臓カテーテル治療を担当する田守医師は東京都出身。琉球大学医学部を卒業後、国立国際医療研究センター=東京=を経て赴任(10月)した。「これまで急性心筋梗塞は、本島などへ患者を搬送していたが、今後は患者の負担をあまり掛けず、地元で治療が可能になった。心筋梗塞への理解も広めていきたい」と抱負。すでに患者1人をカテーテル治療し、経過は良好という。八重山病院で急性心筋梗塞の治療が再開されるのは5年ぶり。


 両医師とも念願の沖縄勤務と言い、石垣島勤務は初。離島医療の向上へ意欲を膨らませている。


 八重山病院の医師数は現在44人(定員38人)。欠員が問題となった産婦人科は来年度以降も5人体制を維持できる見込み。年末の外来診療は28日まで。再開は1月4日午前9時から。
 年末・年始は救急対応だけになる。