与那国町長選 外間氏、一時不出馬示唆 与党に判断委ねる 野党、外間元議長ら浮上

 2013年は、夏に任期満了に伴う与那国町長選が予定されている。町内への自衛隊配備の是非が最大の争点になることが確実。配備計画は用地取得の直前の段階に入っていることから、選挙結果は配備計画に大きな影響を与えそうだ。配備を推進する現職の外間守吉氏(63)が3期目を目指すと見られているが、外間氏は一時、与党に対し不出馬を示唆するなど、態度を明確にしていない。野党側の候補者選びも、まだ本格化していない現状になっている。


 関係者によると外間氏は最近、町議会与党に対し、次期町長選に出馬しない可能性があるとの認識を示し、その場合の後任として町議会議長の前西原武三氏(58)、副議長の崎原孫吉氏(70)を推した。


 外間氏は29日までに、八重山日報社の取材に対し「8年間の町政を総括し、出たい人がいるなら、与党の中で推薦してほしいという意味で言った」と説明。与党に判断を委ねる考えを示し、出馬に含みを持たせた。


 ただ、与党は外間氏の真意を図りかねており、困惑の声も上がっている。
 自衛隊配備問題でも外間氏は、自衛隊の駐屯地に予定されている町有地の測量許可申請を保留。町有地の売却に向けた町議会の議決は、年内は見送られた。


 配備推進派からは「町長が煮え切らない」と不満の声が上がっており、外間氏とのすきま風も吹き始めている。外間氏の3選出馬が「既定路線」にならないままの年越しになりそうだ。


 今後は自衛隊配備計画の進ちょく状況をにらみながら、外間氏と与党側との間で調整が続くものと見られる。
 自衛隊配備に反対する野党側からは、元町議会議長の外間儀章氏(60)らの名前が取り沙汰されている。