竹富町 島の景観次世代に 審議会に計画案諮問

川満町長から竹富町景観計画審議会委員へ委嘱状が手渡された=10日午後、離島ターミナル
川満町長から竹富町景観計画審議会委員へ委嘱状が手渡された=10日午後、離島ターミナル

 島々の個性を活かした景観づくりの指針となる景観計画の策定に向けた竹富町景観計画審議会(委員長・池田孝之琉球大学名誉教授)の初会合が10日、離島ターミナル会議室で開かれた。審議会は学識経験者や各地区公民館長、公共団体代表者など30人で構成。景観計画の最終原案の取りまとめを行い、町へ答申、3月議会に提案される予定。


 町は島々の貴重な景観を次世代へ受け継ごうと、景観計画策定に2010年度から着手。各島の住民の意見も集約し、計画に盛り込んだ。13年度からの施行を目指している。


 この日、川満栄長町長から各委員に委嘱状が交付され、「保全をしながら活かしていくという形で、皆さんと一緒に取り組んでいく」とあいさつした。


 審議会では町建設課から景観計画案が説明された。計画案によると、島全体とイノー(礁池)を景観計画区域としている。各島の特性を活かし、各島それぞれに将来像や景観形成の方針を設定。建築物の「高さ・配置」「形態・意匠」「色彩」などの景観形成基準は各地区で定められ、一部の項目については数値基準も設定されている。


 委員からは「計画を分かりやすいものにするため、マップなどを作ってはどうか」という提案や「地図にはイノーも含めて描く必要がある」という指摘があった。


 池田委員長は「計画は開発をストップするものではなく、景観をサイドからリードするもの。町民の皆さんのための計画なので、ビジュアルを入れながら計画内容を理解してもらうことが大切」と話した。


 第2回の審議会は2月14日に開かれ、景観計画案の具体的な審議に入る。