新築「スピード感持って」 3市町要請に与世田副知事  市長ら「住民の総意」 新八重山病院

中山市長から要請書を受け取る与世田副知事(15日)
中山市長から要請書を受け取る与世田副知事(15日)

 八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆石垣市長ら3市町長と3市町議会議長、同組合の仲間均議長、八重山の医療を守る郡民の会の宮平康弘会長は15日、県庁を訪れ、県立八重山病院の早期新築を要請した。要請を受けた与世田兼捻副知事は「知事の公約でもある。スピード感を持って対応したい」と前向きな姿勢を示した。

 

 宮平氏が部会長を務める同組合の八重山病院新築検討部会は昨年12月、現空港跡地に病院を新築することなどを盛り込んだ「建設のあり方」調査報告書を取りまとめた。要請団はこの日、調査報告書も与世田副知事に渡した。


 中山市長、川満栄長竹富町長、外間守吉与那国町長をはじめ、3市町の行政、議会トップらが顔をそろえ「オール八重山」の要請団になった。要請書では、八重山病院について「老朽化が著しく、現在の標準的に求められる医療サービスを提供していくには、建て替えを伴う新県立八重山病院の早期建設が喫緊の課題」と指摘している。


 要請団は喜納昌春県議会議長、伊江朝次県病院事業局長も訪れた。伊江局長は、3月に終える病院の老朽度調査をもとに、新築の検討作業に入る方針を示した。要請後、中山市長は「(八重山住民の)総意で来た。一丸となって新病院の建設を要望している気持ちが伝わった。新石垣空港の開港で、観光客の対応もあるので、できるだけ早めに新築してほしい」と述べ、2年以内の着工を求めた。


 要請は当初、仲井真弘多知事に行う予定だったが、知事が入院したため、副知事が急きょ対応した。

 

 八重山病院の新築をめぐっては、県議会与党である自民党県連の翁長政俊会長(県議)が党旗びらきのあいさつで、最低でも来年度から設計に入るスケジュールで作業に入るべきだという考えを示している。