ピーチ 新石垣就航 6月関西線、9月那覇線 石垣―那覇3千円台も

ピーチの石垣就航を発表する井上CEОと中山市長
ピーチの石垣就航を発表する井上CEОと中山市長

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(本社大阪府泉佐野市、井上慎一代表取締役CEО)は21日、3月に開港する新石垣空港に就航すると発表した。6月14日に大阪(関西)路線、9月13日に那覇路線を開設する。石垣―那覇は片道の最安値を3290円に設定した。

 

 石垣市内のホテルで記者会見した井上CEОは「年間70万人の観光客が訪れる石垣に路線を開設できてうれしい。安全・定時運航に力を入れ、需要の掘り起こしに力を入れたい」と強調。中山義隆市長は「より多くの観光客に、手軽に石垣に来てもらえる」と観光振興に期待を込めた。

 

 石垣市は航空運賃低減には新石垣空港へのLCC就航が不可欠として、中山市長を先頭に誘致活動に取り組んできた経緯がある。


 井上CEОは、新空港就航は当初から視野に入れていたと説明。「石垣は観光資源が非常に豊富で、海外からの観光客増の期待が大きい。近隣アジア諸国から観光客を呼び、アジアの架け橋の役割を果たしたい」と国際線開設にも意欲を示した。

 

 那覇―石垣線は1日1往復で、機材はエアバスA320(180人乗り)。運賃は変更不可の物と変更可の物の2種類あり、それぞれ空席状況と連動して毎日変わり、変更不可の物は3290円から1万4790円の間で設定される。

 

 関西線も1日1往復で、同様に6190円から2万6990円の間で設定される。石垣―那覇路線の搭乗率は70~75%を見込んでおり「この値段であれば達成できる」(井上CEО)と自信を示す。

 

 機材は現在の6機を8月までに10機、2015年までに17機に増やす方針を示し、石垣―那覇路線の需要増が見込めれば「フレキシブル(柔軟に)対応する」と増便に含みを持たせた。

 

 同社は新規路線として4月12日に関西―仙台、9月に関西―韓国・釜山(プサン)路線の就航も発表。中山市長は「これまでは航空運賃がネックだったが、今後はうまく乗り継ぎできれば、仙台―関西―石垣が2万円を切る。国内で一番離れた観光地だった石垣にも格安で飛べる時代が来た。全国各地から観光客が訪れてくれることを期待する」と述べた。

 

 石垣―那覇路線は、石垣発が午前10時20分、那覇着が11時25分、那覇発が午後1時半、石垣着が2時35分。石垣―那覇、石垣―関西は21日午後5時から座席が発売された。


 ピーチ・アビエーション株式会社 関西国際空港を拠点とする国内初の本格的なLCCとして2012年3月に就航。国内線では関西から札幌、福岡、長崎、鹿児島、那覇の5路線に1日16往復32便、国際線では関西からソウル、香港、台北(桃園)の3路線に1日5往復10便を運航している。