ウインドサーフィンが人気 全国からサーファー続々 指導員、世界有数と絶賛 小浜島

小浜島でウインドサーフィンを楽しむ人たち=24日午前、リゾナーレ小浜島のビーチ
小浜島でウインドサーフィンを楽しむ人たち=24日午前、リゾナーレ小浜島のビーチ

 

 ウインドサーフィンを楽しむため、竹富町小浜島を訪れる人が増えている。現地でインストラクター(指導員)を務める松澤健さん(50)によると、ウインドサーフィンに向いた風が吹き始める10月から1月にかけて、月に100人近くのサーファーが全国から訪れる。

 小浜島の海は、強い風が吹いても波は穏やかな「世界有数の場所」(松澤さん)。専門誌やクチコミで人気が急上昇しているようだ。

 

 ウインドサーフィンは、ボード(板)にセイル(帆)を取り付け、風を利用して波乗りを楽しむマリンレジャー。松澤さんは2年前まで鎌倉でウインドサーフィンのショップを経営していたが、小浜島の海に魅せられて八重山に移住した。


 「それまではサーファーをサイパンやハワイに連れて行っていたが、あまり風が吹かない。でも小浜島では、風が吹く確率が非常に高い」

 

 普通、海では風が強いと波も高くなるが、小浜島はサンゴ礁に囲まれているため、強い風が吹いても波は平坦で「スキーで言うと、新雪の上を滑るような快感。日本だけでなく、世界でもあまりない場所」だという。

 

 国内トップレベルのウインドサーファー、浅野則夫さんが昨年冬に小浜島を訪問。弥嘉真島の近くで最速70㌔のスピードを記録したことをきっかけに、専門誌で小浜島が特集された。以来、全国から小浜島を訪れるサーファーが増えている。24日にも千葉県のショップが企画したツアーがビーチを訪れ、ウインドサーフィンを満喫。

 

 参加者の西舘久美子さん(33)=埼玉県=は「海の透明度がすごくて、乗っていてわくわくする。魚に出会えそう。また来たい」と満面の笑顔。長岡正裕さん(45)=同=は「波がフラットで乗りやすい。すごく練習になる」と感激した。

 

 ウインドサーフィン向きの風は3月まで続くといい、今月25日からは1カ月間、スピードを競う大会も開かれる。

 

 松澤さんは現在、島のリゾート施設、リゾナーレ小浜島の宿泊客にウインドサーフィンの用具をレンタルしたり、波乗りを指導する会社で勤務しており、チーフインストラクターを務める。島の小学生を対象にした無料のウインドサーフィン教室を開くなど、普及活動にも積極的だ。

 

 「恵まれた海があるので、この島から世界に通用するウインドサーファーを出すことが夢。ポテンシャルは十分にある」と強調した。