5年ぶり観光客数増 70万人台、回復基調に 12年統計

八重山の入域観光客数が5年ぶりに前年を上回った(資料写真)
八重山の入域観光客数が5年ぶりに前年を上回った(資料写真)

 県八重山事務所は29日、2012年に八重山を訪れた観光客が71万2429人になり、前年を6万1919人(7・8%)上回ったと発表した。観光客数が前年を上回るのは5年ぶり、70万人台は2年ぶりで、ほぼ2010年並みの水準に達した。観光が東日本大震災の影響から徐々に脱し、回復基調にあることをうかがわせている。

 

 今年は3月に新石垣空港が開港し、格安航空会社(LCC)の就航も見込まれることから、観光客の大幅な増加が「予想される」としている。

 

 同事務所によると、景気停滞による旅行マインドの低下や円高による海外観光地との競争などがあったものの、7月は過去最高の8万2435人の入域を記録するなど、トップシーズンが好調だった。


 6~9月の期間限定でANA大阪・福岡直行便が就航し、大阪路線がJTAとのダブルトラッキングになったことで、関西圏の需要が掘り起こされたためと見ている。国内観光客数は対前年比で8・6%増、海外観光客数も同1・3%増。

 

 今年は新空港開港に伴い、台湾の復興航空、マンダリン航空、韓国のアシアナ航空、大韓航空、LCCのジンエアー航空がチャーター便などの就航を検討しており「今後、台湾、韓国からの観光客が増えることが予想される」としている。推定観光消費額は433億円で、前年を30億円上回った。

 

 観光客数を3市町別にみると、石垣市70万7904人(対前年比7・8%)、竹富町88万515人(同13・1%増)、与那国町3万2173人(同2%減)だった(1人が2島以上訪れる場合があるため、3市町別の観光客数と八重山の観光客数は一致しない)。12月の観光客数は4万6542人(同19・7%増)。