5科目で県平均以上 学力向上の取り組み奏功 市教育委員会

 石垣市教育委員会は29日、小中学生を対象にした2012年県学力到達度テスト結果を公表した。小中13科目中、県平均点以上だったのは同点も含め計5科目で、前年の3科目を上回った。伸び率は10科目で県平均を上回り、学力向上に向けた取り組みが奏功している。

 

 同テストは昨年12月5日から3日間行われ、石垣市では小学校3年生、中学校5年生、中学校2年生計1500人余が受検した。小学校では基礎力を問うA問題と応用力を問うB問題があった。


 県平均点を上回ったのは小5の国語A、算数A、中2の数学、県平均点と同点だったのは小3の算数A、中2の社会だった。

 

 このうち数学は前年、県平均に7・2ポイントの差をつけられていたが、今回は0・1ポイント差で逆転した。伸び率は県平均を17%以上も上回り、市教委は「大規模校で徹底して取り組んだ結果」と意を強くしている。

 

 一方、小3の国語Aでは4・8ポイント、小5の算数Bでは5・6ポイントの差をつけられるなど、依然課題も残っている。

 

 ただ、全体的に県平均との差は縮小傾向にある。市教委学校指導課は、学力向上が進んだ要因として、玉津博克教育長が掲げた「冠鷲プロジェクト」で①朝の「帯タイム」の活用②5、11、2月の「学習強化月間」③放課後の補習指導強化―などを挙げた。

 

 今後については「平均正答率が県平均を上回ってくると伸び率は鈍化が予想されるが、これまでの取り組みの成果をもとに、全国レベルに向けた展開を推進したい」としている。