美崎町で建て替え想定 市役所、基本構想案で 「島の中心地」にぎわい創出 市民意見を募集

美崎町地区まちづくり構想案図
美崎町地区まちづくり構想案図

 石垣市は、中心市街地に位置し、市役所などが立地する美崎町の再開発構想案を30日公表した。防災上の観点から焦点となっている市役所移転の是非については、本文中では明記しなかったが、現在の市役所周辺に「公共・福祉・生活拠点」を設置するとしており、事実上、地区内での建て替えを想定する内容になった。地区の将来ビジョンには「市民と来訪者がふれあう石垣島の中心地」を掲げ、都心機能の充実や、にぎわいの創出などを目指すとしている。

 

 基本構想案では、美崎町の将来像について「拠点」「軸」「ゾーン」の3つの視点から構想図を描いた。「拠点」としては、市役所だけでなく、市民が利用できる公共施設や福祉施設、スーパーなどの生活施設を複合的に配置する「公共・福祉・生活拠点」を置く。同拠点の場所は現在の市役所を中心としている。


 構想図にも、公共施設の例としては「市役所等」と記載され、市役所を現在の場所で建て替えることを想定した内容といえる。ただ基本構想案の中では、市役所移転に関する計画などの動向を踏まえながら関係部局と調整を図るとも記載しており、今後の状況によって柔軟に対応できるよう含みを持たせた。

 

 離島ターミナルを中心とした「交通結節拠点」も南側に置く。「公共・福祉・生活拠点」と「交通結節拠点」を往復する観光客や住民の通り道として「交流の軸」を整備。市街地を回遊させる骨格とする。


 既存の飲食店が集積しているエリアと、現在のバスターミナルがあるエリアは「商業ゾーン」、離島ターミナル北側のホテルが立地しているエリアは「宿泊ゾーン」、離島ターミナルから旧離島桟橋周辺は「ウォーターフロントゾーン」とした。

 

 今後は「交流の軸」を重点地域として設定し、来年度以降、重点地域についての整備構想、基本計画、実施計画の策定に向けた検討を進める。基本構想で示されたまちづくりを進めるため、新たな委員会を設置し、話し合いを継続する方向性も盛り込んだ。


 今後は基本構想検討委員会が市民から寄せられた意見などを審議し、年度内に最終的な基本構想案を市長に報告する。

 

 基本構想案は市役所都市建設課など4ヵ所で閲覧できるほか、市ホームページにも掲載されている。パブリックコメント(市民意見募集)は30日から始まり、2月18日まで同課で受け付けている。

 

 基本構想案の住民説明会は2月1日午後7時から、市役所2階会議室で開かれる。