石西礁湖基金がNPOに 事業拡大で取り組み強化 俵さんサポーターに 自然再生協議会

サンゴサポーターに委嘱された俵万智さん(右)=県八重山合同庁舎
サンゴサポーターに委嘱された俵万智さん(右)=県八重山合同庁舎

 石西礁湖自然再生協議会(会長・土屋誠琉大教授)が31日午後、県八重山合同庁舎で行われ、石西礁湖サンゴ礁基金を発展解消し、NPO法人として活動を継承する方針が承認された。2月上旬までに県に設立認証を申請する。また、歌人の俵万智さんがサンゴサポーターに委嘱された。

 

 サンゴ礁基金は、周辺陸域・海域を含めた石西礁湖の自然再生の取り組みを支援することを目的に08年10月に設立。全国から寄せられた寄付を活用し、赤土流出防止、酢酸注射法によるオニヒトデ駆除などの事業を展開してきた。
 これまでの任意団体からNPO法人になることで、企業と提携した活動など事業を拡大し、石西礁湖自然再生に向けた取り組みを行う。


 サンゴ礁基金の普及啓発・広報を行うサンゴサポーターを新たに俵万智さんを任命。東日本大震災の直後、石垣島に移住しており、俵さんは「連載コラムを通して、サンゴ礁について発信していきたい」と抱負を語った。サポーターには、これまで、加藤登紀子さん、きいやま商店、RYOUEIさんが委嘱され、俵さんは4人目。このほか、各ワーキンググループからの報告が行われた。


 海域対策グループは、竹富島南航路整備によるサンゴ礁移設の成果を発表。内閣府沖縄総合事務局石垣港湾事務所の林健太郎所長は「移設したサンゴから産卵も確認され、全体的にサンゴ群が安定化傾向にあると考えられる」と報告した。

 

 石西礁湖は、石垣島と西表島の間に広がる国内最大のサンゴ礁。同協議会は、自然再生推進法に基づき、環境省と内閣府沖縄総合事務局、県の呼び掛けで03年に発足。今回で16回目の協議会となる。