新空港ターミナル完成 テナント入居作業本格化 開港まで1ヵ月

 新石垣空港ターミナルビルの建築工事が完成し、建物は7日、建築基準法に基づく県の完了検査に合格した。ビル内では1カ月後の3月7日に迫った新空港開港に向け、テナント入居業者の準備作業が本格化している。ビルの搭乗口と航空機をつなぐ渡り廊下のボーディングブリッジ(搭乗橋)でも、航空機の離発着を想定した接続作業の訓練が行われるなど、開港に向けた準備が着々と進んでいる。

 

 国内線ターミナルビルは展望デッキや設備機械室も含め地上4階で、計約1万2千平方㍍。入口は日本トランスオーシャン航空(JTA)側と全日空(ANA)側があり、1階中央部分の到着ロビーは、イベントも行えるよう広々した空間が確保されている。


 展望デッキからは360度の視界が開けており、2千㍍滑走路や白保の青い海などを眺めることができる。ボーディングブリッジはガラス張りで、到着、出発の直前まで送迎できる。国際線ターミナルビルも整備。国内線とは別棟だが、通路で往来することも可能な構造になっている。


 建物は今月中に石垣空港ターミナル株式会社に引き渡される。同社の大嶺永仙施設課長は「素晴らしい施設で満足している。落ち着きを感じる広々とした空間で、観光客などを迎えることができる」と話した。

 

 テナントはほとんどが1階に集中しており、入居業者は混雑を避けるため、それぞれ設備の搬入日を割り当てて引っ越し作業に当たっている。業者の1人は「現空港のターミナルとは機能も人員の収容数も全然違う。テナントに入居でき、頑張らないといけない。身が引き締まる思い」と意気込んだ。

 

 市は6日、新空港開港に向けた記念イベントの日程をホームページで発表。開港式典・祝賀会(3月2日)、新空港内覧会(3日)、初便就航セレモニー(7日)、現空港お別れセレモニー(31日)、国際線定期便シンポ(未定)、八重山そばPR事業(同)などが目白押しになっている。