過去最高の80万人目標 羽田―石垣に中型機就航 新規路線開設に期待 観光客数

今年の観光客数の目標を80万人に設定すると発表したYVBの中山会長(市長)ら=8日午後、市役所
今年の観光客数の目標を80万人に設定すると発表したYVBの中山会長(市長)ら=8日午後、市役所

 八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)は、2013年に八重山を訪れる観光客数の目標を過去最高の80万人に設定した。

 

 8日、中山市長らが記者会見して発表した。新石垣空港開港や新規航空路線の開設などが増加要因となり、前年(71万2429人)を約8万人上回る目標値。宮平康弘理事長は「十分に可能な数字。射程距離だ」と強調した。新空港開港後、3月末には全日空(ANA)が羽田―石垣便に石垣島初の中型機を投入することも決まっている。

 

 八重山の観光客数は07年の78万7502人が過去最高だった。13年は80万人の達成に向け、ANAの羽田―石垣線、中部―石垣線の新規開設、LCCのピーチアビエーションの新規参入などの期待要因がある。

 

 ANAの羽田―石垣線は機材に中型機のB767―300(270席)が使用される。270席中、プレミアムシートが10席ある。3月末に就航し、1日1往復。各社の石垣発着路線の提供座席数は、年間で「単純計算でも19万座席増」(宮平理事長)となる。


 13年は①本土直行便路線を活用した周遊型旅行商品造成②台湾、香港などからの積極的な海外観光客誘致、ホームページの中国語、韓国語対応③一括交付金を活用した新空港キャンペーン事業の展開―などに取り組む。

 

 観光客の目標数80万人の内訳は、国内73万人、国外7万人(空路7千人、海路6万3千人)。


 中山市長は「観光客が78万人台で、景気が良かった時期のような活気ある状況を目指したい。観光客をおもてなしできるよう準備しながら新空港の開港を迎えたい」、YVB副会長の川満栄長竹富町長は「西表島が(世界自然遺産登録の前提となる)暫定リスト入りしたことも大きい」と述べた。

 

 宮平会長は、将来的な観光客数の目標値として100万人を掲げ「中型機の新規路線を4~5本誘致しないと達成できない。八重山の魅力をしっかり高めてリピーター率を上げ、100万人に向けた条件整備をしたい」と強調した。