火葬場予定地 住民反対 ストレス訴える声も 署名活動 市や市議会に直訴へ

 石垣市の新火葬場建設予定地に「バラビ道」が浮上したことを受け、市は10日、周辺住民を対象にした説明会を住民宅で開いた。バラビ道地区や嵩田地区から約20人が参加し「(バラビ道での建設が)決定したら阻止する」などと反対意見が続出した。反対住民で組織する「バンナ公園北口火葬場予定地に反対する実行委員会」(垣花格代表)は署名活動をスタートさせており、今月中にも市や市議会に建設予定地の見直しを要請する方針。

 

 新火葬場建設検討委員会は、候補地の中から、石垣ダム東側のバラビ道を適地として選定し、先月25日、市長に答申した。


 説明会で市の崎山用育市民保健部長らは、新火葬場が無煙無臭の最新施設だとして理解を求めたが、住民は「施設が経年劣化すると(煙も臭いも)必ず出る」と納得しなかった。

 

 また「検討委員会でどんな議論があったかも市民に公表するべきだ。候補地を決めてから議論するのは、行政手続きとしては汚い」と反発する声もあった。

 

 火葬場が建設された場合の周辺環境への影響については「告別式で道路をひっきりなしに車が通る。排気ガスの問題もあるし、精神的にストレスもたまる」と訴える声もあった。

 

 建設地としては、現火葬場の周辺で建て替えるべきだという声が多かった。反対意見が続出したことに対し、崎山部長は「上司に報告する」と応じた。

 

 垣花代表は「強行して火葬場を建設すれば絶対、市政に汚点を残す」とする文書を市に提出。説明会後の取材に対し「反対署名は市街地も含め約300人集まっている。予定地はバンナ公園のそばで、観光客や住民の憩いの場でもある。建設されれば、観光地としてのイメージも良くない」と話した。
 市は建設予定地周辺で7世帯の住宅を確認している。