新石垣空港開港まで1カ月を切った…

 新石垣空港開港まで1カ月を切った。長年の課題だった八重山地域の空の玄関口の整備も終わり、新空港の有効活用へと地域の課題がシフトしてゆくことになるが、現空港の跡地利用にも注目が集まる◆48ヘクタールにも及ぶ石垣空港跡地は、63・6%が国有地、県有地が30・6%、市有地は2・1%でほかに、個人有地が3・7%含まれている◆しかし、そのほとんどが土地の境界が不明な筆界未定地で今後、跡地利用の際には明確な区画整理が必要になってくるだろう。国、県、市有地は行政間の調整で比較的大きな問題にはならないと考えられるが、個人有地の地権者の意向を把握する必要があり、調整作業が難航する可能性も考えられる◆新たに48ヘクタールの空き地を利用することは、ひとつの街を作るに値する行為であり、有効活用が求められる。既存の公共施設の移動だけでは済まされず、新たな商業施設の誘致だけでは、近隣商業施設の疲弊を招く可能性もある。新しい市役所の建設場所に同じ美崎町での建て替えを求める声が多いことと同じで、街の急激な変化を望まない市民は多い◆利用計画が策定されてはいるが完成度は「今ひとつ」の感があり、活発な意見交換の場が持たれていないように見えるのが気がかりだ。