民間機が初着陸 試験運用本格化 新空港

民間機として初めて新石垣空港に着陸した歴史的瞬間(20日午後2時17分)
民間機として初めて新石垣空港に着陸した歴史的瞬間(20日午後2時17分)

 新空港開港を目前にした20日午後、実機検証フライトとしてJTAの実機が初めて新石垣空港に着陸した。

 

 このフライトは、乗務員はもちろんのこと、空港スタッフを新空港に慣れさせるための慣熟訓練。実機は機体番号JA8939のジンベエジェット(145人乗り)を使用し、NU9801便として約70名の関係者を乗せ、滑走路確認のため、一度滑走路上空約20mをローパス(超低空飛行)したあと、午後2時17分新石垣空港のランウエイ22に着陸した。

 

 スポット到着後、PBB(旅客搭乗橋)を機体へ取り付ける作業を訓練も兼ねて行った。その後、トーイングトラクターを使って、スポットから押し出す「プッシュバック」、スポットに入れる「トーイング」、マーシャラー(スポット誘導員)慣熟のため、エンジンを掛けてのスポットイン、客室乗務員の動線確認などが行われ、午後5時25分にNU9802便として滑走路上を、少し翼を左右に振りながらローパスしたのち、那覇へと飛び去って行った。

 

 一連の作業を見守っていたJTAの名渡山秋彦支社長は「いよいよだという気持ち。しかし、これから無線のチェックや引っ越し作業という大きな仕事が待っている。ジンベエジェットが試験機として来てくれたのは、沖縄を象徴していてよかった」と緊張した面持ちで述べた。

 

 また試験機は通常とは違い、機長が2名乗務するダブルキャプテン制。機長を務め操縦かんを握っていた渡辺光洋さんは、「初めての着陸に携わる事ができて感無量だった。滑走路が現石垣空港より500㍍長いので安心感が違う。この新空港とともに石垣が発展してくれる事を、心より祈りたい」と述べた。

 

 もう一人の機長である末好康宏さんも「今までの石垣空港とはイメージが違い、安心して運航する事ができる。この機会にたくさんの方に来ていただきたい」と、にこやかな表情を見せた。