尖閣諸島を世界自然遺産に登録…

 尖閣諸島を世界自然遺産に登録しようとする石垣市の方針に対し、中国が反発している。中国政府の報道官は「日本には登録申請の権利はない」と主張。インターネット上の報道によると、香港紙は「中国は強烈な反撃で釣魚島の主権を守る」などと論説している◆中国版ツイッターでも「日本が釣魚島を世界遺産に登録するなら、われわれは日本を世界遺産に登録する」などというコメントもあったという◆香港紙や中国版ツイッターの反応はともかく、中国報道官の「反論」は、よく聞くと比較的穏健だ。「日本国内の一部の者の企ては思い通りにはいかない」。批判の対象を「一部の者」に限定している。つまり、登録を主導しているのは地元石垣市であり、日本政府ではないことを意識しているのだ◆このことは、尖閣を購入したのが国ではなく都だったなら、中国の対応も現在とは異なったであろうことを予想させる。大国意識の強い中国が、日本の1自治体に過ぎない東京都、ましてや、さらに小さな石垣市を名指しで批判し、大騒ぎすることは、メンツにかけて不可能なのだ◆世界遺産登録にせよ、港や灯台、無線施設などのインフラ整備にせよ、尖閣を守る取り組みを、地元住民が積極的に主導することの意義はここにある。