車を運転していると、交通事故に遭った…

 車を運転していると、交通事故に遭った猫の死骸を道路上でよく見かける。頭から血を流した無残な姿は、何度見ても胸が痛む◆大学時代に自転車で新聞配達のアルバイトをしていたことがある。早朝、配達先にかわいい猫がいて、すり寄ってきたので、頭をなでてやった。自転車に戻ろうとすると、突然車が走ってきて、その猫をはね飛ばした。猫は即死だった◆猫や犬に限らず、石垣島に住む貴重な小動物もロードキル(交通事故死)で日々、命を失っている。被害者が人間ではないから意識しないだけだが、たった一つしかない命の重みを考えると、人間と動物を区別するべきではないだろう◆腹立たしいのは無謀運転だ。市街地でよく見かけるのは、信号が黄色から赤に変わる瞬間に突っ込んでくる車である。一歩間違えば重大事故になってしまう。市街地から離れて、道路がすいてくると、70㌔や80㌔ですっ飛ばす車はざらにある。制限速度内で走っていたら「邪魔だ」と言わんばかりに、次々と追い越しをされる◆「石垣島の温かい人情」と「せわしない猛スピード運転」は、どう考えてもマッチしない。無謀運転するのがレンタカーなら、住民がまず範を示したい。目的地に10分や20分遅れたところで、人生はそう変わらない。