尖閣問題は40年前に日中間で解決を次世代に委ねるとして…

◆尖閣問題は40年前に日中間で解決を次世代に委ねるとして問題を棚上げしたが、中国はその後に「尖閣は中国固有の領土」と国民を教育し、世論形成がほぼ完了している◆地震や津波への備えに異論はほとんど出ないのに、紛争への備えとなる防衛力強化には盲目的に抵抗する人たちがいるが、中国の海軍力の増強には言及しない。「紛争は起こらない」を前提にした国の安全には疑問が生じる、平和はただあるものではなく勝ち取り守るものだ◆これからの中国を指導する世代は尖閣諸島が自国の領土だと信じて疑わない世代で、対話で相手を説得することは無理であろう。このような状況下では、時が経つほど問題解決は困難になり、紛争の危険性も高くなるだろう◆自民党に籍を置く沖縄県選出の国会議員は、石垣市での選挙演説で尖閣問題を中国との共同開発で解決することを訴えたが、尖閣は調査・研究のために世界の国々が利用する南極大陸とはちがう。領有権を明確にせず資源を平等・公平に開発することが可能だろうか◆尖閣問題をこのまま放置していては、石垣市の一部である諸島を中国に差し出すようなもので、長引かせるほど日本は不利な状況に追い込まれる。早急に実行支配を具現化する灯台、避難港、通信設備などの整備が必要だ。