「火葬場候補地変更を」 密室で決定と批判 市議会野党も追及へ

 石垣市の新火葬場建設候補地に「バラビ道(ドー)」が浮上したことを受け、近隣住民など約60人が3日、候補地近くで場所変更を求める反対集会を開き「この場所が適地だというのは、どう考えても不合理」などと市を批判した。集会には市議会の野党議員2人も参加し、開会中の3月定例会一般質問で市を追及する考えを表明。火葬場建設予定地をめぐる反対運動が政治問題化するのは避けられない状況になった。

 

 集会を開いたのはバラビ道の周辺住民、名蔵公民館、嵩田公民館。住民グループ代表の垣花格さん(65)は「火葬場予定地は10カ所あったが、8カ所は現火葬場の近くだ。なぜわざわざ遠いところに作るのか」と疑問視した。
 市議会には火葬場建設の関連予算が上程されており、反対グループは今後、市議会での審議状況を見ながら、2000人を目標とした反対署名運動に着手する構え。


 バラビ道で農業に従事する田場肇さん(65)は「(火葬場の適地にバラビ道を選定した)委員会はマスコミを排除し、密室で場所を決めた。どの委員がどういう意見を言ったのか全く分からない」と述べ、情報公開を定めた自治基本条例に違反する手続きだったと指摘した。
 参加者の男性は「市役所の建て替えに合わせて、隣に火葬場を作ればいい。そのほうが安上がりだ」と発言し、拍手を浴びた。


 集会には大浜哲夫、前津究市議も姿を見せ「市議会で(火葬場建設関連予算が)多数決にならないよう私たちも頑張る」(大浜氏)、「市長は強行着工する勢いだ。一般質問で問い詰める」(前津氏)とバラビ道での建設を阻止する決意を示した。


 候補地は石垣ダム向かいで、公園に隣接していることが批判されている。反対派住民はこの日、候補地隣接地に建設反対を訴える立て看板を設置した。