旧空港が閉港 57年の歴史に幕 「寂しくなる」の声も

 57年の歴史に幕―。1956年に民間機の供用を開始した旧石垣空港が6日、閉港した。この日、日本トランスオーシャン航空(JTA)、全日空(ANA)が最終便を全従業員で見送り、消灯式を行ったほか、多くの八重山郡民が駆けつけ、「長い間、お疲れ様」、「寂しくなる」などと言葉をかけ、旧空港を懐かしみ記念撮影していた。

 

JTA、ANAとも最終便を全従業員が見送った後、旧空港での業務を終えるために消灯式を行った。
 名渡山秋彦JTA八重山支社長は「旧空港は出会いや思い出に寄与した。経済や文化を担った新空港にバトンタッチされる」と名残惜しんだ。
 三上景久ANA石垣支店長は「旧空港は狭かったが利用客と身近に接しられた。新空港でも同様のサービスを提供したい」と気持ちを新たにした。
 旧空港を訪れた真栄里の20代女性は「騒音が無くなることは嬉しいが、少し寂しい」と話した。


 最終日に空港を利用した50代の女性は「最終日に空港が利用できて幸せ。良い思い出になる」と喜んだ。
 観光でこの日、旧空港に降り立った鈴木宏之さん(30)、祐子さん(38)、聡介ちゃん(2)親子は「地元の人は旧空港に思い入れが強いと思う」と、送迎デッキの多くの見物客に驚いていた。


 現空港は1956年に民間の航空会社による運航が始まり、68年にはそれまでの1200メートルから1500メートルに滑走路が拡張され、YS―11型機の運航が開始した。


 その間、乗降客数は増加の一途をたどり76年には利用者30万人を超えた。
 79年からは、暫定ジェット化空港(滑走路1500メートル)として供用を開始。
 この日、新空港開港に伴い、57年の歴史を閉じた。