竹富町 「青年議会」開催へ 機構改革で「水道課」

施政方針演説を行う川満町長=8日午後、町議場
施政方針演説を行う川満町長=8日午後、町議場

 竹富町の川満栄長町長は町議会3月定例会の初日の8日、2013年度施政方針演説を行った。今年、町制施行65周年を迎えることについて「輝ける竹富町へ発展させるため、強い決意と行動力をもってまい進する」と述べ、記念事業として記念式典や若い世代の意見をまちづくりに反映しようと「青年議会」を開催するとした。公約の1つでもある役場移転・庁舎建設は、「民意を十分に勘案し、前進できるよう拠点形成に向けての条件整備を鋭意進めていく」と考えを示した。


 2期目のスタートとなる今年度は、「幸せを実感できる『日本最南端の町』の実現に取り組み、町民の皆様としっかりと手を携えながら、主要施策、諸事業が着実に推進されるよう強い意志を持って町政運営に努める」と決意を述べた。


 地域の課題解決に向け、町民と行政が協働する新しい仕組みづくりが必要だとして、町民の生の声を町政に反映する「町政懇談会」を実施する。
 今年1月に発生した石垣―竹富間の海底送水管漏水事故を受け、水の持続的な供給と水道施設の維持管理、更新などを一括管理するため、「水道課」を新設。業務の合理化と窓口事務の強化のため、「住民課」と「総務課」を統合する。


 観光産業の振興では滞在型観光を推進し、海外からの観光客に対応する多言語案内サインの整備、主要観光スポットなどでの無料公衆LANサービス提供に向けた環境整備、離島情報アプリの開発などを行い、観光客の利便性向上、島々の魅力発信に取り組む。


 福祉関係では、黒島診療所と医師住宅の改築を行い、波照間地区での歯科診療所の整備を進める。こども医療費の助成は、医療費の一部を助成する対象年齢を3歳から中学3年生まで拡大し、通院にかかる船賃を全額補助する。


 農業生産基盤の整備は、団体営波照間西地区の防風林施設整備、県営与那良原地区の区画整理を新規導入し、担い手農家の生産規模拡大を図っていく。
 商工業の振興は、町商工会などの関係機関との連携を強化し、新石垣空港の販売ブースを含め、特産品のPRや販売促進、商工業者の経営安定化に向けて取り組んでいく。