早慶戦 八重山初開催 市民ら1600人が観戦

慶應の先発を務めた白村明弘投手
慶應の先発を務めた白村明弘投手

 最も伝統ある一戦。東京六大学の早稲田大学と慶應義塾大学の野球戦が9日正午から市中央運動公園で開かれた。現役選手とOBが加わり白熱した試合を市民や大学OBら1600人が観戦。結果は2―0で早稲田が勝利した。伝統ある試合には応援合戦も行われ、市民野球場はさながら大学野球の聖地、神宮球場と化した。

 

 新空港開港記念試合・早慶戦110周年記念事業として実施したオール早慶戦野球戦in石垣島は、選手団に加えて両校の応援団、卒業生も来島し地元市民らを交え盛り上がった。


 全早慶野球戦は、3年前から石垣島キャンプを行う慶應義塾大学と、地元出身の故大浜信泉氏が元早稲田大学総長と、両校とも石垣市に縁(ゆかり)あることから実現した。


 試合は、早稲田が5回に四球押し出しと、6回にタイムリーヒットで2点を挙げた。一方慶應は、再三得点圏にランナーを出すがヒットが続かず、無得点に終わった。


 開場1時間前から、来場した平地愛さん(18)、真玉橋和さん(18)は今月に八重山高校を卒業したばかりで、八重山最後の思い出として観戦。「応援合戦が楽しみ」と話した。


 43年前に慶應大を卒業した玻座真武さん(75)は「大学在校中は復帰前で苦労した。まさか、石垣島で伝統の早慶戦が見られるとは思わなかった」と喜んだ。


 学童野球、少年荒鷲の平良悠都君(石垣小6年)は「スタンドも華やかで、試合のレベルが高かった。走塁、守備はとても勉強になった」と目を細めた。
 東京六大学野球ファンの新順治さん(47)は「テレビで見るのと違い、応援は迫力あって楽しかった」と満足気。


 早慶戦誘致に関わった元JTA八重山支社長の備瀬政知さんは「実現できて良かった。長年お世話になった八重山に恩返しができた」と話した。


 試合前後には、両校から校歌や応援歌の応援合戦も繰り広げられ、スタンドが一体となった。また、地元出身の女性デュオ「やなわらばー」のライブ、空港キャラクター「ぱいーぐる」の始球式も行われた。