「夜間診療の再開を」 郡民の会、市長に要請 八重山病院の負担軽減で

宮平会長が中山市長に夜間診療の再開を求める要請書を手渡した=12日午後、市役所
宮平会長が中山市長に夜間診療の再開を求める要請書を手渡した=12日午後、市役所

 八重山の医療を守る郡民の会の宮平康弘会長らが12日、石垣市役所を訪れ、中山義隆市長に夜間診療の再開を要請した。市は2005年3月、夜間診療を担っていた当時の市立救急診療所を閉鎖した経緯があるが、宮平会長は「県立八重山病院の過重な負担を和らげるためにも、1日も早く再開してほしい」と強調。重篤でない患者は石垣市が対応するべきだとして、県立病院と石垣市の役割分担が必要との認識を示した。要請を踏まえ、市は2013年度に協議会を設置し、市が担うべき医療のあり方を検討する方針。同年度内に結論を出すとしている。

 

 同会は10日の総会で「夜間診療所の再開」を決議した。市役所を訪れた宮平会長は「(住民が日常的に受診する)一次医療は本来、市町村が担うべきだ」と指摘。県も八重山病院新築の条件として、内々に同病院の負担軽減を求めていることを明らかにし「(市が)夜間診療所をしっかり運営することが、八重山病院の新築につながる」と述べた。中山市長は「しっかりと取り組む」と前向きな姿勢を示した。


 05年の救急診療所閉鎖時、当時の大浜長照市長は、民間医療機関が充実し、救急診療所の患者数が減少したことを閉鎖の理由に挙げていた。閉鎖に伴う措置として、市は八重山病院に医師、看護師各1人を派遣し、現在に至っている。


 しかし、他の民間医療機関が患者の受け皿となる動きは進まず、八重山病院に負担が集中する結果になったという。