全区間の4車線化要請 新空港アクセス道路で市長 給食センター受注企業「破たん」 市議会一般質問

 石垣市議会(伊良皆高信議長)3月定例会は一般質問2日目の14日、小底嗣洋、松川秀盛、前津究、石垣亨の4氏が登壇した。松川氏は、市の新学校給食センター建設工事を受注した特定建設工事共同企業体(JV)の1社が破たんしたと指摘。「もっとしっかり情報収集するべきだった」と苦言を呈した。新石垣空港アクセス道路の一部区間が2車線で計画されていることについて中山義隆市長は、県に全区間の4車線化を要請する考えを示した。

 

 新給食センター建設工事は契約金額4億3155万円で、市議会は3月定例会初日の2月27日、請負契約に同意している。


 松川氏は同センターを受注したJVの1社について「破産宣告を受けている。どのように事業を完了させるのか」とただした。市当局の答弁によると、同社は市が発注した別の配水管敷設工事についても、社員の退社などで工事を完了できなくなったとして、今年2月に工事履行不能届を提出している。


 松川氏は「昨年12月あたりから、この問題は業界内で広がっていた。もうちょっとしっかりと情報収集するべきだった」と批判。市教委の前盛善治教育部長は「保証協会の保証書も整っていたので契約した」などと釈明した。


 今後については「(JVの)残った業者に執行能力があれば、工事できる」として、請負契約の再議決は不要だとした。


 4車線と2車線で計画されている新空港アクセス道路については石垣氏が「アクセス道路の計画が持ち上がったのは3・11(東日本大震災)以前のことだ。(2車線の区間で)ひとたび事故がおきれば人命を危険にさらす」と、防災などの観点から見直しを要望。


 中山市長は「4車線から2車線に変わると交通渋滞を引き起こす可能性がある。県、国に対しても実際に正式な形での文書での要請を行いたい」と述べ、全区間の4車線化に向けた要請行動を起こす考えを示した。