1988年に策定された…

 1988年に策定された現行の地域防災計画を2011年の東日本大震災の教訓を踏まえて見直し作業に入っている竹富町。民間のコンサルタント会社に委託して12年5月に素案を作成し、6月には課長級職員で組織する庁内の検討会議を開き、竹富島と黒島を皮切りに住民説明会をスタートさせた◆説明会で聴取した意見を素案に反映させ、関係機関が参加した防災会議で計画を決定する予定だと聞いていたが、未だ計画を決定できていない◆あの東日本大震災から2年も経過しているのに、のんびりとしたマイペースな計画の策定作業といわれても仕方ない状況だ◆隆起サンゴ礁でできた多くの島を抱え、一度大津波に襲われたらひとたまりもないような標高の島々の住民のことを考えると、一日でも早く計画を策定して施策を講じるのが行政の責務というもの。住民の安全と命を守ることが最も優先順位の高い行政サービスだ◆そんな竹富町もオスプレイ配備撤廃を掲げる運動への対応は素早い。東京でオスプレイ反対団体がデモ行進を行った後、2月初旬には役場の門の両側と玄関口の両側に真っ赤なのぼり旗を早々に掲げ、配備撤廃をアピール。「町役場はまるで政治団体のようだ」と眉をひそめる市民もいて、「町民のことをやれよ」との声もある。