中山市長「建設強行しない」 住民は話し合い拒否 野党、建設予算削除要求

中山市長にバラビ道集落会の決議書を手渡す垣花代表=18日午後、市役所
中山市長にバラビ道集落会の決議書を手渡す垣花代表=18日午後、市役所

 石垣市の新火葬場建設をめぐり、建設候補地に浮上したバラビ道(ドー)の住民が反対している問題で、中山義隆市長は18日、市役所で住民らと会い「建設を強行することは絶対ない。話だけでも聞いてほしい」と述べ、話し合いのテーブルにつくよう求めた。これに対し、住民側は話し合いを拒否する方針を示した。市議会野党も攻勢を強めており、19日には、2013年度一般会計予算案から火葬場建設関連費4億1千万円余を全額削除する修正案を市議会総務財政委員会に提示する。

 

 バラビ道集落会(垣花格代表)はこの日、市役所を訪れ「集落会は今後一切合意形成(住民説明会)に応じる意思がない」「そもそも市当局の不手際から起きた問題であり、逆に白紙撤回を求める」とした決議書と10世帯17人の署名を中山市長、伊良皆高信市議会議長に提出した。


 垣花代表は「反対の理由は不信感。反対のこぶしを上げても、話し合いに応じると合意とみなされる恐れがある」と説明した。
 中山市長は「建設場所はバラビ道ありきではない。話し合いの場についたことで建設を進めたり、既成事実を積み上げることもない。それで変なことをしたら、中山市長はうそつきだということになる」と理解を求めた。


 垣花代表は当初、話し合いに応じるかどうか改めて地域住民に諮る考えを示していたが、午後になり、改めて漢那政弘副市長に「話し合いには応じない」と伝えた。


  この日の市議会総務財政委員会では、一般会計予算案に盛り込まれた火葬場建設費関連費の扱いが焦点になり、野党からは「(年度内の)予算執行は事実上でき ない」(宮良操氏)、「当局の事務手続きに不手際があり(火葬場建設は)不透明だ。予算計上は性急過ぎる。削除してほしい」(長浜信夫氏)という声が続 出。野党は火葬場建設関連費を全額削除した修正案を提案することを与党側に伝えた。19日の同委員会で採決する。