新川川でカピバラ発見 農作物への被害懸念 1頭、約40キロ?

新川川でくつろぐカピバラ=24日
新川川でくつろぐカピバラ=24日

 22日から市内の新川川でカピバラの目撃が相次いでいる。目撃されたカピバラは1頭で、成体とみられ、性別は不明。石垣市消防署が捕獲作業を実施したが、警戒心が強く失敗。カピバラは、アマゾン川流域など温暖な水辺に生息する世界最大のネズミの仲間(齧歯(げっし)目)で、草や木の葉を食べるといわれ、農作物への被害も懸念される。

 

 22日に、新川川河口付近で目撃されたカピバラを捕獲しようと作業を実施した市消防の担当者によると「大きな個体で40キロ位ありそう。動きがすばやく、捕まえようとすると水中へ逃げ出し、約50メートル潜水して逃げた。」と捕獲の難しさを話し、専門家での捕獲を訴えた。


 24日には、シードー線沿いの新川川で目撃され、本紙スタッフがまるでイノシシのような風貌を写真に収めた。
 この日は、多くの親子連れが珍しそうにカピバラを観察、「どこかから逃げ出したのでは」との声も聞かれ、子どもたちは「初めて見た。かわいい」と珍しい動物に歓声を上げていた。今回は1頭の発見だが、複数いる場合は繁殖の可能性も否定できない。カピバラの妊娠期間は15~20週で、一度に2~8頭の子を産むとされる。

 

 市内では、キジ、クジャク、グリーンイグアナ、オオヒキガエルなど数種類の外来種が生息し、環境に与える影響を危惧する声も大きく、キジやクジャクは農作物に大きな被害を与えている。


 発見場所が、市内の米どころである平田原の近くであることから、捕獲できない場合は、農家にとって新たな「外敵」となることが心配される。