
乗員・乗客総勢2463人を乗せた客船「スーパースターアクエリアス号」が30日、今年初めて石垣港に寄港した。今年は、10月までほぼ週2回(月・木曜日)、58回の石垣島寄港を予定している。
石垣港F岸壁であった歓迎セレモニー(市観光協会ほか主催)で、ミス八重山の玉城美穂さんが、ジョーゲン・ストー船長らに花束と記念の楯を贈り、今年の初寄港を歓迎した。
漢那政弘副市長は「春の石垣島は観光の季節。島の景観やおいしい食、豊かな文化を楽しんでほしい。短い滞在だが、いい思い出が残せるよう願っている」と期待を込めた。
ストー船長は英語で「今年もまた石垣島に寄港できたことをうれしく思う。歓迎に感謝したい」とほほ笑んだ。
スタークルーズ社(本社・マレーシア)のアクエリアス号は、全長230㍍、5万1千㌧。1997年から毎年、石垣島に定期就航。1回の航海で平均1600人以上の乗客を運んでいる。
4割以上は、複数回訪れている「リピーター」という。今回は27日に台湾・高雄を出港、那覇港を経由して、この日夜、石垣港から台湾に戻った。代理店の沖縄シップスエージェンシーの松田美貴会長は「石垣島は本島に比べ、観光地と買い物の場所が集約されていて、台湾観光客の評判もいい。例年より数回多く、石垣寄港を予定している」と話した。