中型機、定期便初就航 コンテナ輸送可能に 関係者テープカット

定期便で初の中型機が就航。「ゆめジェット」デザインの機体に、さっそく貨物が運び込まれた=31日午後3時半過ぎ。新石垣空港
定期便で初の中型機が就航。「ゆめジェット」デザインの機体に、さっそく貨物が運び込まれた=31日午後3時半過ぎ。新石垣空港

 全日本空輸の石垣―羽田便が31日、再開し、定期便として石垣島に初の中型機(ボーイング767―300)が就航した。今後毎日1往復する。中型機は1回の飛行で270人の乗客が運べるほか、コンテナで最大15㌧の貨物が輸送できる。この日、石垣空港出発ゲートロビーで、セレモニー(ANA主催)があり、中山義隆市長ら関係者が中型機の就航を祝った。

テープカットで、中型機の定期便就航を祝う関係者
テープカットで、中型機の定期便就航を祝う関係者

 ANAの石垣―羽田便は2006年10月以来、中断。新石垣空港開港を機に再開し、初の中型機就航となった。初便は、ANA創立60周年を記念した「ゆめジェット」のデザインが施された機体が、羽田から満席270人を乗せ石垣空港に着陸した。
 セレモニーで、全日本空輸の前谷哲郎沖縄支店長は「石垣―羽田便は7年ぶりの再開。中型機就航で、観光客の増加が見込めるだけでなく、八重山の特産物を東京へ直接輸送することが可能になった。地域経済に貢献できる定期便になる」と強調した。


 中山市長は「2千㍍の滑走路を備えた新空港の開港で、長年の夢であった中型機の就航が実現した。本マグロなど、多くの八重山の農・水産物を大消費地に早く出荷できる」とアピールした。
 出発ゲート前で、川満栄長竹富町長や伊良皆高信市議会議長、我喜屋隆市商工会長、宮平康弘市観光協会長らも顔をそろえ、テープカット。期待の高さをうかがわせた。


 羽田からの初便到着後、同じ機体で東京へ270人が乗り込み出発。定期便として初めて経由せず直接、羽田空港に向かった。初日の貨物は、石垣島の活きクルマエビと生鮮野菜2㌧余りが積み込まれたという。


 初便で友人と東京観光に向かった山田照さん(80)=登野城=は「桜を見に行きます。東京は20年ぶり。直行便があると、年寄りは便を間違える心配もないし、乗り換えの疲れもない。とっても上等」と笑顔で記念の機体に乗り込んだ。