東書版の採用堅持を 町民の会が声明発表 教科書問題

東書版の採択と副読本化に反対する声明を発表した、「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」=2日午後、沖教組八重山支部
東書版の採択と副読本化に反対する声明を発表した、「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」=2日午後、沖教組八重山支部

 「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」(仲村貞子世話人代表)は2日、沖縄県教職員組合八重山支部で記者会見を開き、東京書籍版公民教科書の配布準備を進める町に、東書版採択の堅持と副読本化に反対する声明を発表した。

 

 3月1日、文部科学省の義家弘介政務官が町に八重山採択地区協議会が選んだ育鵬社版を使うよう指導。県教委は今回の指導を受け、同30日に県教委幹部が町教育委員と協議を行い、育鵬社版への一本化と併せ、東書版を副読本にする案も示した。


 町民の会は育鵬社版の採択について、「強制は地方分権上も許されず、国家権力の地方教育行政への露骨な干渉。正すべきは文部科学省の教科書採択行政の過度な指導」と指摘し、「副読本採用でことの本質を隠ぺいしようとしていることに断固反対する」とした。


 仲村世話人代表は「(県教委が)新教育長に変わり、あくまで育鵬社で片付けようという考えで、副読本という形を作ろうとしているのではないか。絶対に屈したくない」と強調した。


 町民の会の加勢本曙事務局長も「副読本は学校現場から申請し、教委が認めて使用するのが前提。県教委や文部省がごり押しで使えというのは手続き的にも問題」とした。


 町民の会は、1日に県教委と竹教委に対して、大城浩前教育長の行政施策を踏襲し、竹教委の意思と決定事項を尊重するよう強く求める要請をFAXで送った。
 また3日には、午後7時から石垣市健康福祉センターで緊急抗議集会を開き、4日に竹教委へ要請を行う。