石垣市内で、南米に生息するはずのカピバラが

 石垣市内で、南米に生息するはずのカピバラが発見された。発見場所は新川川河口付近。その後、カピバラの消息は不明だが、市内の観光施設で飼育していた個体が逃げ出したものだという◆近年、石垣市内では外来生物の帰化が進んでいる。なかでもキジが農作物に与える被害は甚大だ。カボチャやパイン、さつまいも、ニンジン―などに被害が報告され、その種類も年々増加、「今の状況が続くと石垣市内での根菜類の栽培は不可能になるのでは」と指摘する農家もいるほどだ◆今回発見されたカピバラは草食性の哺乳類であることから農作物への被害が心配されたが、現在のところ被害報告は聞こえてこない。逃げたカピバラは長い間、1匹だけで飼われていて繁殖の心配もなさそうだが、飼育の際には厳重な管理が必要。もし繁殖の可能性があったならば、大変な騒動に発展しただろう◆実は、市内でのカピバラの目撃例は初めてではない。筆者の知人が10年ほど前にオモト岳近くの川でカピバラを発見し、追跡したが見失ったという話を聞いている。嵩田地区での目撃例もある◆観光誘客を進める石垣市、自然が売り物のひとつだ。独特の自然が外来種によって脅かされないように、外来種の飼育には、なんらかのガイドラインが必要だ。