主体性の堅持と継続訴える 文科省は「不当介入」

文部科学省へ抗議決議を行った「文部科学省の竹富町教育行政介入に抗議する集会」=3日夜、市健康福祉センター
文部科学省へ抗議決議を行った「文部科学省の竹富町教育行政介入に抗議する集会」=3日夜、市健康福祉センター

 

 「文部科学省の竹富町教育行政介入に抗議する集会」(実行委主催)が3日夜、石垣市健康福祉センターで開かれ、文部科学省に竹富町教育行政と沖縄県教育行政への不当介入に対する抗議決議を行った。また、県教育委員会と竹富町教育委員会に対して、主体性の堅持と行政の継続性を求める要請を行うとした。

 

 抗議決議では、3月1日の竹教委に対する義家弘介政務官の「是正措置」や「法的手段も辞さない」とする言動に断固抗議。八重山教育問題の発端は偏った教科書を強制的に使わせようとしたこととし、町、県の教育行政への不当な介入に対して抗議するとした。
 要請文では県、町の教育行政の独立性を保ち、文科省の圧力に屈せずに行政を執行するように求めている。


 この日は60人余りの市民、町民が集まった。「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」や「住民の視点で教科書をえらぶ会」のメンバーが意見を発表し、琉球大学名誉教授の高嶋伸欣氏による講話「文科省の不当介入についての問題点」が行われた。


 町内の中学校に子どもが通っている西表在住の鈴木昭子さんは「保護者の中で一致しているのは、学校の先生や竹教委を信頼していること。その先生や教委が町の子どもたちに相応しいと考えて選んでくれた教科書を子どもたちに使わせたい」と訴えた。


 波照間島から参加した町民は「私たち住民は子どもに動揺を与えている現状の問題がなく、先生や教委が選んだ教科書が子どもたちに渡るように力を尽くしたい」と述べた。
 抗議決議は文科省へ文書で送付。要請は4日に竹教委へ直接行い、県教委は文書で送付する。