東書版の継続使用求める 3団体 竹富町教委へ要請

竹富町教育委員会へ要請を行った「文部科学省の竹富町教育行政介入へ抗議する集会実行委員会」=4日午前、町役場
竹富町教育委員会へ要請を行った「文部科学省の竹富町教育行政介入へ抗議する集会実行委員会」=4日午前、町役場

 3日に抗議集会を行った「文部科学省の竹富町教育行政介入へ抗議する集会実行委員会」は4日、竹富町教育委員会を訪れ、慶田盛安三教育長に対して集会で決議した主体性の堅持を訴え、東京書籍版公民教科書の使用継続を求める要請を行った。

 

  実行委は「竹富町の子どもたちに真理を教える教科書採択を求める町民の会」や「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」、「住民の視点で教科書を選ぶ会」の3団体で構成。3日夜に石垣市健康福祉センターで抗議集会を開催した。


 要請文には、3月1日の文部科学省の義家弘介政務官による竹教委と県教育委員会への指導は、「地教委の教科書採択権限を踏みにじり、教育行政への不当な介入」と指摘。両教委に教育行政として行ってきた継続性を踏襲し、文科省の圧力に屈せず、教育行政を執行するよう強く求めた。


 町民の会の加勢本曙事務局長は、義家政務官が竹教委に提出した、教科書の適正な採択を求める文書に文部科学省大臣の名前がないことなどに触れ、「義家政務官の指導は個人的な行動ではないか。竹教委がこれまでとってきた姿勢を堅持してほしい」と訴えた。


 慶田盛教育長は「県の指導が具体的に見えれば、それに対応して県との協議を持ちたいが、私たちにはそれが見えないので、前年度の状況を引き継いでいる」と説明。「21世紀を支えていく子どもたちへ手渡す教科書は、とても大きなものがあると思う。これを根底に対応していきたい」と強調した。