うっかりミス?を専決で処理 きょう臨時議会、批判必至 予算案に計上し忘れ 竹富町

 竹富町(川満栄長町長)が、含みつ糖製糖施設近代化事業の一部費用を2012年度一般会計補正予算へ計上し忘れ、専決処分で処理したことが11日、分かった。12日に開かれる町議会(西大舛髙旬議長)の臨時会で専決処分の承認を求める議案を上程するが、議会から厳しい指摘を受けそうだ。

 

 12日の臨時会で、町当局は専決処分した12年度一般会計補正予算の承認を求める議案や条例改正案など5議案を上程する。


 専決処分は、本来は議会の議決が必要な案件でも、時間的に急を要するなどの場合、町長権限で執行できる。


 一般会計補正予算の専決処分は、含みつ糖製糖施設近代化事業の一部で、波照間製糖工場の設計委託管理費用約5000万円。


 担当課の農林水産課によると、同設計委託管理費用は繰越明許費で委託会社へ支払う予定だったが、町議会3月定例会終了後、補正予算に組み込まれていないことが分かり、支払いに支障がでるとして専決処分を行ったという。同課の野底忠課長は「見落としがあった。事業を進めるために実行した」と説明した。


 川満栄長町長は「大きな損失になりうる事態。迅速に処理することで町民への損失は無くすことができた。職員には緊張感を持って仕事をするよう、厳しく言い聞かせている」と話した。


 今回の専決処分について、町議会副議長の新田長男氏は「以前の議会でも述べたが、予算関係については極力専決処分をせず、議会を通すべき」とし、「これがまかり通ると議会はいらないということ。厳しく指摘せざるを得ない」と強調した。