保護水面に注意を 対象の水産生物取らないで 市内に2カ所指定

 

旧暦の3月3日に行われる浜下り(今年は4月12日)行事に際し、沖縄県では、保護水面区域内で保護されている水産生物を捕らないよう、ご注意を呼び掛けている。

 

 保護水面とは、沖縄県が国の認可を受けて、石垣島の川平湾と名蔵湾の2カ所に指定した水産資源の保護培養を図るための区域。
 区域は、八重山漁業協同組合(上原亀一組合長)の協力を得て管理されており、保護水面では有用な水産資源の保護・育成のため、指定された種類の水産生物が周年禁漁となっている。
 保護水面の境界線は標柱やブイで明示されており、立て看板などで保護の内容が説明されている。
   県によると、昨年ごろから名蔵湾保護水面内で漁業調整規則に反し、ナマコやシャコガイ類が採られる事例が見られ、ナマコ類は、砂の中の有機物を食し、海をきれいにする重要な生き物。近年の乱獲で石垣周辺ではかなり個体数の減少が見られる。また、シャコガイ類は魚と違い動くことができないので、保護区などによって親となる貝を残しながら利用していく必要があるとしている。
   水産資源の保護・育成は、漁業者の努力だけでなく、市民の協力無しでは成しえないとして県は「八重山の豊かな自然の恩恵を、将来にわたって享受できるように、是非ともご協力よろしくお願いします」と呼び掛けている。
 保護水面の保護内容は次の通り。
 ▽名蔵保護水面:すべての水産動植物 ※釣りもできません
 ▽川平保護水面:魚類、タコ、シロイカ、コブシメ以外のすべての水産動植物。※釣りは可能ですが,潮干狩りはできません。